西村商会 公式ブログ 第23回
西村商会ではこれまで、現場スタッフの意見をもとに社内環境の整備に取り組んでまいりました。
最前線でお客様対応を担うスタッフの意見を反映したことで、少しずつ業務の効率化が進んでいます。
そして今回は、さらに大局的な視点で業務全体を俯瞰し、大掛かりなレイアウトの変更に着手することとなりました。
今後の第3弾では、工場の外の配置を見直し、最適化する予定です。
今回の取り組みにおける基本の考え方は、”徹底的な合理化”です。
簡単な例を挙げると、2箇所に分けて置いていた全く同じ資材を、1箇所に集約する、というような作業です。
これまでは、現場の作業工程の都合で、とりあえずそのような方式を採っていたのですが、結果として、
一度置いた資材をもう一度移動させるという無駄な作業が増えてしまっていたのです。
レイアウトを見直すことで、資材の整理・保管だけでなく、持ち出し作業までを一貫して効率化することができました。
また、機材の配置も徹底的に効率を突き詰めて決定しました。
変更前 |
変更後 |
さらに、来社されたお客様に通っていただくルートと、その途中で発生する作業を細かくシミュレートし、
必要な機材を必要な場所に、必要な向きで置いておくことと、必要性が低い機材は離れた置き場に置いておくことをルール化しました。
無駄な物を置くことでデッドスペースが生まれ、デッドスペースに無駄な物が集まってきます。
これは現場作業でも事務作業でも同じことです。無駄なものが溜まる理由は、どこに置くのが一番良いかがその場で判断できないためです。
ルールを決めることで、毎回の判断が不要となり、結果として、スペースの無駄遣いを減らすことができたのです。
仮に、1つの作業につき1分間の無駄を無くすことができれば、10の作業で10分、100の作業で100分の短縮が可能です。
例えば重機の稼働時間が100分削減できれば、その分の燃料の無駄を削減できるだけでなく、
極端に言えば重機そのものの寿命も100分伸ばすことが可能なのです。