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西村商会 公式ブログ 第24回

 コロナウイルス感染の第3波が到来し、再び私たちの生活や仕事に様々な制約が生じています。
おそらく、今後も何度かの波を繰り返しながら、ワクチンや、有効な治療方法が確立し、
収束に向かうまで長い闘いとなるでしょう。

 この状況下でも、私たちは日々一歩ずつ働き方改革・日々の改善を推進しています。
そのなかで、来年の早い時期に、マグネット付き重機に重量計機能を追加することを検討中です。
この重機の導入によって、業務効率の向上が見込まれるだけでなく、
結果としてお客様満足度の向上まで期待できるためです。

 これまでは、マグネット付きの重機で金属をトラックに積み込む際、
作業を行うスタッフの経験と勘を頼りに積載した後、計量器まで移動して計量していました。
車両への最大積載量は道路交通法で定められています。
そのため、実際の積載量が最大積載量より多かったり少なかったりという誤差があった場合、
重機のところまで戻って追加で積み込んだり、逆に減らしたりという作業が必要でした。
また、積載量の誤差は、スタッフの習熟度にかなり左右されます。

 さらに、大型の車両が何度も同じ場所を往復することで、その間お客様にお待ちいただいたり、
お客様の車両とすれ違うときに非常な圧迫感を感じさせてしまうことになります。
また、安全確保のための誘導員として余分な人員も必要となっていました。
つまり、1つの作業工程の中で、4つもデメリットが生じていたのです。

 この状況を一度で改善する方法として、先に紹介した重量計機能の追加に着目しました。
マグネットで金属を持ち上げた時点で重量が分かれば、わざわざ計量器まで移動せずとも、積載量がその場で分かります。
移動にかかる様々なコストが一気に削減でき、かつお客様に無用な不便をかけなくても良くなるのです。

 今回の計量器導入は、目の前の短期間で見れば、それなりのコストがかかります。
ただ、長期的に見れば、間違いなく投資に見合った良い結果を得られると確信しています。
頻繁に行う作業を、より少人数で、より安全に、より効率よく完了できる上、お客様の心理的圧迫感も取り除くことができ、
その効果を一度の導入で長く継続して得られるのです。

 私たちが目指す最終目標、西村商会の理想的な在り方を実現するまでは、まだまだ長い道のりです。
ただ、今回の改善も小さな小さな一歩ではありますが、間違いなく一歩分は、目標に近づくことができました。
コロナ禍の影響の下にあっても、こういった小さな一歩一歩を止めず、前に進んで行こうと思います。