1. ホーム>
  2. ブログ>
  3. 西村商会 公式ブログ 第25回

西村商会 公式ブログ 第25回

世界的なコロナウイルスの流行で、日常生活も、働き方についても非常に制限の多い今日この頃。
私たちのお客様や、地域の皆様をはじめ、世界中の方々が1日も早く、元どおりの生活を取り戻すことを心より願っております。

私たち西村商会の仕事にも、大なり小なり色々と不便が生じていますが、
それでも毎日できることを一つずつ確実に前に進めています。
中でも、数年前に専門の講師をお招きして始めた職場環境改善活動は、
期間限定のプロジェクトで終わることなく、プロジェクトに携わったリーダーたちが中心となって、
日々どんどん新しい取り組みを進めています。
その一つ一つを見れば、とても些細な改善の積み重ねではありますが、
細かい修正を繰り返すことが、5年後、10年後の大きな成果につながると信じています。

つい最近も、以前から気になっていた箇所を2点見直しました。
一つは、工具の管理について。
以前の職場環境改善活動の際に、工具一つ一つの置き場を決めて、
「元あった置き場に戻す」ことを習慣づけるための取り組みを行いました。


具体的な方法は、工具を壁にかけるボードに工具の形を描き、
「どの工具をどこにかけるか」「どの工具が使用中なのか」
が一目でわかるようにしました。

今回は、担当部署のリーダーから改善の提案があり、「誰が使っているか」が分かるよう、
使用者の名札をかけるというルールを定めました。
これだけで、「どこにあるか分からない工具を探す」という無駄な作業を削減できます。

2点目は、備品の発注について。
現場で複数の社員が消費する備品について、残り少なくなったタイミングで発注しますが、
発注を判断するタイミングが、各社員ごとにバラバラなのが気になっていました。
一番良くないケースは、無くなっていたことに気付いてから発注することです。
ところが、発注してから納品されるまでに数日かかる備品もあります。
その間、その備品を使う仕事には、多少なりとも影響が出ます。
「余裕を持って発注すること」というルールでは、個人ごとに持っている
「余裕を持って」の基準が異なるために、どうしてもときどき欠品が起こってしまうのです。

このことについても、担当リーダーからの提案を採用し、使用頻度の高い備品については、
誰でも分かる表示を加えることで、発注のタイミングを揃えることにしました。

本当に些細なことではありますが、誰にでも一目で分かるルールを決めるだけで、業務の無駄を取り除くことができました。
スタッフの経験や、気付きを必要とせず、一番単純で確実な方法です。西村商会では、この視点を基本にしたいと思っています。
シンプル・イズ・ベスト。10年のキャリアを持つ社員と初日の社員が同じタイミングで判断できる仕組みを整えること。
そういった小さな試行錯誤を積み重ねることが、働きやすい職場環境作りであり、企業の責任であると考えています。